問題番号 : 18304273
52歳の男性。今朝，吐血をしたために来院した。3か月前から腹部膨満感があった。1か月前から家族に眼球結膜の黄染を指摘されたが放置していた。昨日から黒色便がみられた。発熱はなく，海外渡航歴もない。10年前から肝機能障害を指摘されている。母親がB型肝炎からの肝癌で死亡している。血圧110/56mmHg。血液所見：赤血球250万，Hb 7.8g/dL，血小板10万。浮腫，くも状血管腫，腹水，腹壁静脈怒張を認める。 診断のために必要な検査はどれか。
診断：食道静脈瘤［1］選択肢考察
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては，喉頭浮腫，気道異物，自然気胸，気管支喘息，慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患，心不全（急性，慢性の急性増悪），肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが，胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断：心不全（両心不全）（Nohria分類wet and warm） 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難，胸痛などにより安静が保てない場合には，血管拡張による前負荷軽減と，交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。
