65歳の男性。突然,大量の吐血をきたし来院した。身長170cm,体重74kg。血圧90/50mmHg。脈拍115/分。普段飲んでいる薬はない。アルコールは機会飲酒のみ。40歳のころ交通事故に遭い,輸血歴がある。55歳の時に肝障害を指摘されたが放置していた。くも状血管腫,下腿浮腫,肝・脾腫大,眼球結膜の黄染を認める。PT 16秒(基準10~13)。血液所見:赤血球数316万,Hb 8.4g/dL,Ht 26%,白血球数9,200,血小板数8万。血清生化学所見:アルブミン2.3g/dL,総ビリルビン3.5mg/dL,AST 45IU/L,ALT 40IU/L,コリンエステラーゼ 100IU/L(基準400~800),アンモニア100μg/dl(基準30~80)。
この患者の病態として当てはまらないのはどれか。