問題番号 : 18304123
15歳の女子。今朝から心窩部痛が出現したため来院した。部活と受験勉強で毎日忙しいという。昼過ぎから痛みは右下腹部へと移動したという。腹部診察では反跳痛がみられた。また,筋性防御もみられた。血液検査では白血球の上昇,免疫学検査ではCRPの上昇を認めた。 この疾患について誤っているのはどれか。
診断:急性虫垂炎[1]選択肢考察
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。