問題番号 : 18304103

 37歳の男性。上腹部痛と意識障害を訴えて来院した。身長175cm,体重65kg。脈拍110/分。血圧100/60mmHg。1か月前から心窩部痛が出現し,ときどき増悪することがあった。今朝,排便時に強い上腹部痛とふらつきを感じ,その後一時的に意識消失をきたした。眼瞼結膜に貧血を認める。血液所見:赤血球390万,Hb 8.7g/dL,Ht 28%,白血球5,600。便の色は黒色であるという。直腸診で黒い便が認められた。最近仕事が忙しく,食事が不規則で,強いストレスを感じているという。
 次に行うべき検査はどれか。

正解
e
正答率
94%


診断:十二指腸潰瘍

[1]
選択肢考察

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る