問題番号 : 18303672
72歳の男性。今年の健康診断で血液所見に異常を指摘されたため来院した。赤血球244万,白血球1,800,血小板6.4万であったという。身長165cm,体重58kg。体温36.0℃。呼吸数16/分。脈拍96/分,整。血圧124/72mmHg。体重に変化はない。仕事はスーパーマーケットの事務職。体動時に動悸を自覚している。服薬はしていない。最近かぜをひいていない。 身体診察で注意すべきなのはどれか。
診断:骨髄異形成症候群[1]選択肢考察
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。