問題番号 : 18303654

 23歳の女性。全身倦怠感を主訴に来院した。身長156cm,体重45kg。顔色不良を認める。月経周期は28日型,整。妊娠反応は陰性であった。最近,月経中の出血が多い気がするという。血液検査の結果,小球性低色素性貧血と診断された。匙状爪(スプーンネイル)を認める。総鉄結合能(TIBC)450μg/dL(基準290~390),血清生化学所見:フェリチン2ng/mL(基準20~120)。骨髄塗抹Wright-Giemsa(ライト・ギムザ)染色標本では,小型で細胞質が好塩基性の赤芽球が増加していた。
 この患者で貧血を生じた機序はどれか。

正解
a
正答率
92%



診断:鉄欠乏性貧血

[1]
選択肢考察<

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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