問題番号 : 18303643
60歳の女性。3か月前より口腔内に痛みを伴うびらんを認める。気にしないように心がけていたが,我慢できずに来院した。発熱はなく,薬を服用してもいないという。体幹に多発する弛緩性の水疱が認められる。血液所見:白血球数7,000。免疫学所見:CRP 0.2mg/dL。Nikolsky(ニコルスキー)現象陽性。 この患者で陽性を示す可能性が高いのはどれか。
診断:尋常性天疱瘡[1]選択肢考察
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。