問題番号 : 18303604

 18歳の女子。顔面の紅斑を主訴に来院した。3か月前から顔面に蝶形紅斑がみられ,日に当たると悪化するという。1か月前から手指関節の痛みと腫脹を認めた。1週前から38℃の発熱と下肢のむくみを自覚した。身長162cm,体重58kg。血圧108/60mmHg。脛骨前面を指で圧迫すると圧痕が残る。口腔内に無痛性の潰瘍がみられる。尿所見:蛋白(3+),糖(-)。血液所見:赤血球300万,Hb 8.2g/dL,白血球2,700,血小板24万。血清生化学所見:アルブミン2.7g/dL。尿素窒素12mg/dL,クレアチニン0.7mg/dL。総コレステロール264mg/dL。抗核抗体陽性,抗DNA抗体陽性。腎生検H-E染色標本を示す。
 この患者で糸球体病変が生じた機序はどれか。

正解
d
正答率
86%



診断:全身性エリテマトーデス

[1]
選択肢考察

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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