問題番号 : 18303594

 6歳の男児。顔が黄色いことを心配した母親に連れられて来院した。眼球結膜の黄染を認める。父方の伯父と父親に同様の症状があるという。服薬はしていない。排便は良好。総ビリルビン7.0mg/dL,直接ビリルビン0.1mg/dL。腹部触診において脾腫を認める。赤血球浸透圧脆弱性試験において,赤血球の浸透圧脆弱性を認めた。
 この患児で症状を増悪させると考えられるのはどれか。

正解
e
正答率
91%



診断:遺伝性球状赤血球症

[1]
選択肢考察

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る