問題番号 : 18303544

 43歳の女性。2年前から健康診断で高血圧,高血糖を指摘されていたが放置していた。顔が丸くなってきたことを最近自覚してきたため来院した。視診にて赤色皮膚線条が認められた。体毛が増えてきた気がするという。身長152cm,体重68kg。脈拍72/分,整。血圧142/100mmHg。低用量デキサメタゾン抑制試験を行ったところ,コルチゾールは抑制されなかった。血清生化学所見:ACTH 5pg/mL(基準7~60),コルチゾール20.0μg/dL(基準5.2~12.6)。腹部造影CTで膵臓の後方に約2×3cmの腫瘤を認める。腫瘤周囲は造影効果が認められる。
 最も考えられるのはどれか。

正解
e
正答率
95%


診断:Cushing症候群

[1]
選択肢

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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