問題番号 : 18303444
75歳の女性。今朝，玄関先で倒れているのを発見され，救急車で搬送された。呼びかけに対し自分の名前を答えるが，またすぐに眠ってしまう。脈拍110/分，不整。血圧135/72mmHg。心臓，血管の雑音は聴取しない。転倒前は正常に歩いていたという。頭痛はない。左上下肢に麻痺を認める。現在は薬の服用はしていない。先行感染はない。右への共同偏視を認める。頭部CTは正常である。頭部MRIの拡散強調画像を示す。 この患者で異常がみられるのはどれか。
診断：脳梗塞［1］選択肢考察
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては，喉頭浮腫，気道異物，自然気胸，気管支喘息，慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患，心不全（急性，慢性の急性増悪），肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが，胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断：心不全（両心不全）（Nohria分類wet and warm） 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難，胸痛などにより安静が保てない場合には，血管拡張による前負荷軽減と，交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。
