問題番号 : 18303414
76歳の女性。最近,態度が不穏だということで家族に連れられて来院した。いつの間にか1人で外出していて警察に保護されたことがあった。また,突然怒り出したかと思うと次の日には何もなかったかのようにしていることがあるという。幻覚はないようである。改訂長谷川式簡易知的機能評価スケールを用いて検査を行ったところ,記銘力の低下が認められた。頭部MRIで,側頭葉と頭頂葉の萎縮がみられた。 ほかに認められる所見はどれか。
診断:Alzheimer病[1]選択肢考察
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。