問題番号 : 18303373
65歳の男性。38℃の発熱,全身の倦怠感を主訴に来院した。3か月前に発熱をきたし,近医で抗菌薬を投与され軽快したが,最近になって投与を中止したところ再発したという。患者は以前より弁膜症の既往があり,仰向けになると息苦しさを覚えるという。咳や痰の症状はみられない。血清生化学所見にてγグロブリンの上昇を認める。血液培養を行った。 診断のために必要な検査はどれか。
診断:感染性心内膜炎[1]選択肢考察
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。