問題番号 : 18303333

 30歳の男性。2日前から悪寒,発熱と褐色尿を認めるようになった。1か月間東南アジアに旅行しており,2週前に帰国した。身長172cm,体重70kg。体温37.5℃。熱が下がってまた上がるというのを繰り返している。下痢はない。身の周りに似た症状の者はいない。旅行中,性行為を行っていない。何度か現地のカに刺された。脾を触知する。血液所見:赤血球250万,Hb 11.9g/dL,Ht 22.7%,白血球9,000。血清生化学所見:BUN 20mg/dL,Cr 0.9mg/dL,総蛋白7.9g/dL,アルブミン4.3g/dL,総ビリルビン3.2mg/dL。
 診断のために有用な検査はどれか。

正解
e
正答率
96%



診断:熱帯熱マラリア

[1]
選択肢考察

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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