問題番号 : 18302990

 62歳の女性。腹部膨満感を主訴に来院した。腹壁静脈怒張,眼球結膜の黄染,下腿浮腫を認める。腹部に波動を触れ,左季肋下に脾臓を2cm触れる。30年前に輸血を受けている。
 最も考えられるのはどれか。

正解
d
正答率
93%

Assessment
症例文から,疾病のイメージをつかむ。
①腹部膨満感(主訴

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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