問題番号 : 18302530

 42歳の男性。明け方,頭痛で目が覚めた。頭痛は右目の奥を火箸で刺されたような痛みであった。鎮痛薬は効かなかった。4時間ほど我慢していると痛みは治まってきた。その後,連日,明け方になると頭痛が起こったため来院した。頭痛時に,複視,嘔吐はみられない。体温36.4℃。呼吸数20/分。神経学的異常はみられない。
 最も考えられるのはどれか。

正解
c
正答率
79%

Assessment
40歳代男性の,片側の眼の奥の刺されるような痛みがみられ

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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