問題番号 : 18302520

 36歳の男性。1週前に感冒に罹患した。その後,頭痛が出現し,次第に増強して治らないため来院した。頭痛は鎮痛薬を飲むと治まるが,効き目が切れると痛みだす。眉間に叩打痛がある。体温36.5℃。呼吸数20/分。血圧115/80mmHg。神経学的異常を認めない。項部硬直なし。咽頭に軽度発赤を認める。
 最も考えられるのはどれか。

正解
j
正答率
58%

Assessment
感冒罹患後の頭痛である。眉間の叩打痛が診断の鍵である。こ

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る