問題番号 : 18301910

 18歳の男子。1週前に下肢に擦り傷を受けたが放置していた。昨日から発熱と鼠径部リンパ節腫脹をきたしたため来院した。リンパ節は直径2cmで,発赤と圧痛がある。血液所見:白血球13,000(桿状核好中球10%,分葉核好中球72%,単球8%,リンパ球10%),CRP 8.0mg/dL。
 考えられるのはどれか。

正解
c
正答率
90%

Assessment
リンパ節腫脹と発熱をきたす疾患の鑑別となるが,病歴や白血

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る