問題番号 : 18301830

 35歳の男性。上司に顔が黄色いと指摘され,来院した。眼瞼結膜に貧血,眼球結膜に黄染を認める。父親にも同様の症状があるという。腹部触診にて脾腫を認める。血液所見:赤血球330万,Hb 8.0g/dL,Ht 17.3%。血清生化学所見:総ビリルビン7.0mg/dL。赤血球浸透圧抵抗試験陽性。
 考えられるのはどれか。

正解
a
正答率
84%

Assessment
身体所見で眼瞼結膜に貧血,眼球結膜に黄染を認めていること

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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