問題番号 : 18208050
53歳の男性。3年前から欠勤が目立つようになった。勤務中に不真面目な態度をとるようになり,退社時間前に帰宅しようとしたため,家族と上司に付き添われて来院した。診察中に鼻歌を歌い,医師の質問には一貫して「知らない」と答える。診察台の上で診察をしていたところ,勝手に診察台から下りてしまった。時計やテレビを指差して尋ねると,その物の名前を言うことはできる。 考えられるのはどれか。
診断:前頭葉障害選択肢考察:×A 統合失
無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。