問題番号 : 18206710

 55歳の女性。終日ぼうっとしていることが多いため,夫に連れられて来院した。3か月前から口数が少なくなったことに気づかれていた。1か月前からは食欲が低下していたが,体重は3kg増加し,便秘が生じた。顔面浮腫,嗄声,意欲低下,注意集中力低下,アキレス腱反射低下もみられた。血清生化学検査ではコレステロール上昇,トリグリセリド上昇,AST上昇,ALT上昇,クレアチンキナーゼ上昇がみられた。
 まず行うべき検査はどれか。

正解
b
正答率
87%

診断:甲状腺機能低下症

選択肢考察
×A 

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る