問題番号 : 18100380

28歳の女性。1か月前から37.0~37.5℃の微熱が続いている。近くの診療所で治療を受けていたが軽快しなかったため,検査結果と治療内容を書いた紹介状を持って来院した。紹介状には「検査結果は正常であり,この発熱に相当する器質的異常は認められない」と記載してある。食欲は正常であり,全身状態も良好である。
 最初に取り組むべきことはどれか。

正解
e
正答率
80%

選択肢考察
×A 検査方法を考える。
 診断仮説のないところに検

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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