問題番号 : 18100140

4歳の男児。母親に連れられて救急外来を受診した。寝ぼけて家の階段から落ちたという。身長95cm,体重11kg。同年代の男児に比べて身長は低く,やせている。6か月前にも同じ救急外来で,右尺骨骨折のため非観血整復術を受けている。四肢および体幹に新旧混在した皮下出血があり,おどおどした表情を呈するが,医師の問いかけにはあまり答えない。
 救急外来の医師がとるべき対応として最も適切なのはどれか。

正解
d
正答率
97%

選択肢考察
×A 保健所に通報する。
 食中毒であれば,『

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る