問題番号 : 11160460

 24歳の初妊婦。妊娠38週3日に陣痛発来のため入院した。これまでの妊娠経過は順調であった。入院後,陣痛は次第に増強し,陣痛発来後8時間で2,960gの女児を分娩した。Apgarスコアは10点(5分)であった。児娩出後30分が経過したが,胎盤が娩出されず,用手剥離で娩出させた。処置中に性器出血が増量し,胎盤娩出までの出血量は1,200mLとなった。意識は清明。心拍数72/分,整。血圧80/40mmHg。性器出血が持続し強い下腹部痛を訴えている。腹部の触診で子宮底を触知せず,腟鏡診では外子宮口が不明で暗赤色の腫瘤を認める。
 性器出血の原因として疑う疾患はどれか。

正解
e
正答率
95%

Assessment
①用手剥離で娩出させた ⇒ 胎盤遺残,子宮破裂,子宮内反

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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