問題番号 : 10900440

53歳の女性。2回経妊2回経産婦。不正性器出血を主訴に来院した。50歳で閉経。3か月前から少量の性器出血が出現したため受診した。内診で子宮は鶏卵大で,右付属器が手拳大に腫大していた。血液生化学所見:LH 4.8 mIU/mL,FSH 0.1 mIU/mL未満(基準 閉経後30以上),プロラクチン4.8 ng/mL(基準15以下),エストラジオール270 pg/mL(基準 閉経後20以下),プロゲステロン0.3 ng/mL,CEA 0.9 ng/mL(基準5以下),CA19-9 40 U/mL(基準37以下),CA125 11 U/mL(基準35以下)。経腟超音波検査で子宮内膜の肥厚を認め,子宮内膜生検で子宮内膜増殖症を認める。摘出した右卵巣腫瘍のH-E染色標本を示す。
診断はどれか。

正解
c
正答率
94%


画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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